フリーでイラストを描き始めてかれこれ5年ですが、今年から重い腰をあげてフリーランスクリエイター向け相談会・勉強会に顔を出すようになりました。
そして11月23日、年内最後の大型クリエイター交流イベント『クリエイター200人祭りinあべのハルカス』に参加してきました!
ザ☆引きこもりオタク系イラストレーターが交流会で得たものは何だったのか、実録体験で語ります。
もくじ
1.交流会へ参加する目的 |
2.会場の雰囲気と参加者の層 |
3.登壇者のトークが始まるよ! |
4.いざフリータイム!レッツ交流ッ…! |
5.引きこもりイラストレーターが交流会で得たもの |
交流会へ参加する目的
今まで参加してた相談会は10人前後のこじんまりとしたものだったので、全員と名刺交換と自己紹介をしてしっかり話すことが出来たんですが。
今回参加者は200人超!たくさん参加者がいるけど、全員と話してる時間はないし、ただ知り合いを増やすために参加するのではないので、あらかじめ目的を決めて参加することにしました。
ミッションはこの6つ!
- ブログが書けるように写メとレポートを取る
- 新しく始めようとしてるビジネスについて意見を聞く
- 知り合った人にwebサイトを見て意見を言ってもらえるようにお願いする
- 知人を作る。とくにwebデザイナーと印刷系デザイナーと知り合う
- 知識やヒントを吸収する
- 名刺をたくさんもらう
私はゲーム脳なのでクリア目標を立てて行動するのが好きです。
といっても全クリを狙うとかではなく、コミュ障ゆえ上手く行動できず、最大限の成果が得られなかったときに凹まないで済むように、「全クリできなくてもいくつかは達成できたじゃないか…」と心の保険の為にやってるとこが大きいです。
この中で最優先のメインミッションは「2.新しく始めようとしてるビジネスについて意見を聞く」です。
これができなきゃミッション失敗です。
ほかに低難易度かつ重要なミッションは「1.ブログが書けるように写メとメモを取る」「6.名刺をたくさんもらう」
難易度が高いミッションは「3.知り合った人にwebサイトを見て意見を言ってもらえるようにお願いする」
4と5は…出たとこ勝負やでー!( `ー´)ノということで優先順位を決めて臨みました。
会場の雰囲気と参加者の層
やってきました、あべのハルカス25階ー!(温〇同好会調)
実はあべのハルカス自体来るのが初めてです。出来てもう何年になるんだっけ←重度のひきこもり
勇み足で早く来すぎてしまって会議室前をさまよっていたところ、なんと前回や前々回に参加した相談会で知り合った方に声をかけられました。
きっと私と同じように気合をいれすぎて早く来たんだろうなーと勝手に親近感を抱いたり(*´ω`*)
230人のクリエイティブな参加者
入場が始まって、席周りの人たちと名刺交換してるうちに、こんな大きな会議室がふと気付けば人がぎゅうぎゅうに埋まってました。
男女比はざっと見て女性が6男性4くらい。「初参加のひとー!」で挙手したのは7、8割くらい。
クリエイターとひとくちにいっても、職種はwebデザイナー・グラフィックデザイナー・イラストレーター・フォトグラファー・プログラマー・映像作家・漫画家・衣装作家・貼り絵作家・法廷画家などさまざまでした。
あとで持ち帰った名刺を数えてみたところ、内訳ではイラストレーターが最も多く、2位がwebデザイナー、3位がグラフィックデザイナーと続きます。(※イラストレーター兼グラフィックデザイナー、漫画家兼イラストレーターなど二つ以上の肩書の場合は筆頭に書かれてる職業で集計させていただきました)
そのほか職業訓練校に通って勉強中の方や学生さんもいました。
あなたはどっち!?クリエイター多数決
質問のYES、NO二択を会場でスマホ投票して、リアルタイムで集計、スクリーンに反映させる余興。
なぜか私のスマホは出題反映されるのが回答タイムぎりぎりで間に合わないので、途中から投票に参加せずに観戦してました。
『生まれ変わっても今の仕事がいい?』『週7で働いて年収1000万、年収300万だけど働くのは週3どっちがいい?』『ITを使いこなすのが得意?苦手?』『ブログの更新でSEOを上げて集客するのと直接営業どっちがいい?』など興味深いアンケートが続きます。
中でも『ぶっちゃけ年収300万以下?』で6割が年収300万以下という結果が衝撃的でした。
学生の参加者もいるし、どちらかというとフリーランスになりたて、または目指してる人が多いからかもしれませんがこの結果に会場がなんとなくトーンダウン⤵
後で登壇したクリエイターギルド「TheCreative」主催のカッシーさんが「クリエイティブ職だけ見ると年収低いって思うかもしれないですけど、全業種の平均年収自体が低いですから…」というフォローにちょっぴり救われました。
登壇者のトークが始まるよ!
登壇されたクリエイターのプロフィールは200人クリエイター祭りの公式ページに詳しく書かれています。
個性の塊のような方たちで、内容が濃い…!!
皆さんマイペースで穏やかな印象だったのですが、スクリーンを前にトークを始められた瞬間は、私にはこのように見えました。
登壇者のトークセッションで心に残ったのは以下の言葉。
グロスハッカー 南健太郎さん
- 技術に自信をつけるには、自分ができるかどうか分からない仕事を決めた時間内でやり遂げる
- 大きな目標(海外を飛び回って仕事する)為に、そこに向かって何をするかを考える
ほっこり優しい癒し系イラストレーター Haijiさん
- 出版社が仕事を頼みたいランキングは、『1位 強み・売りがある人』『2位 スピード』『3位 人柄』
- 『出版社はイラストレーターの営業をどう思うか』というアンケートで、回答したすべての出版社が『歓迎』と回答
オーダーメイドの貼り絵やさん 岡森陽子さん
バセドウ病の闘病生活の体験談、貼り絵作家活動で伝えていきたい理念、アナログ作品である貼り絵のマーケティングのためにITを学んだ経緯などを語ってくれました。トークが独特でメモを取るのを忘れてしまうぐらい魅力的な方でした!
クリエイターギルド「TheCreative」主催 カッシーさん
- あなたは本当は何を作るクリエイターですか?
- イラストを描くことから生まれる効果を提供する
- 「私は○○を創って○○○○を生み出すクリエイターです」
4名のクリエイターの語ってくれたことから、
- 自分はイラストを創って何を提供するイラストレーターなのかを考える。
- ライバルにはない自分の強み、売りを分析して営業とwebマーケティングをする。
- 10年先・5年先・3年先の目標から逆算して、今何が足りないのか考えて行動する。
この3つのことが、これからフリーランスでやっていくうえで重要なことだと思いました。
いざフリータイム!レッツ交流ッ…!
自分的には本日のメインイベント、ジャンル別相談会(座談会)が始まりました!
座談会のグループは「初級フリーランス」「上級フリーランス」「転職」「イラスト・アート」「働き方」「レベルアップクリエイター」で、私はフリーランスの方々に新しく始めようとしてるビジネスについて意見を聞くのが目的だったので、どのジャンルが当てはまるか悩んだ末「レベルアップクリエイター」のグループに移動しました。
他のグループより人数が少な目だったので、自分のことを覚えてもらいやすいかなと思ったので。
輪になって順番に職業や今日の交流会に参加した目的を語ります。
自分の紹介は相変わらずあがり症のためカミカミでしたが、特にデザイナーさんとお知り合いになりたいので心の中で顔と職業をメモ。
名刺交換タイムが始まって、自分の始めたいサービスを語り、制作サンプルを見せて意見を聞いていきます。
一番心配だったのが、自分のやろうとしてることが実現可能かということと、サンプルを見て嫌悪感を持たれないかということ。
ドキドキしながら見せて回ったんですが、概ね好反応で「面白い」「経験やスキルを活かせている」「話題作りのツールとしていい」という言葉をいただけました。
ほかには、ターゲットは主にSNSユーザーなんですけど「インスタグラムよりもTwitterユーザー向けでは?」「女性向けのサンプルも複数作った方が良い」との意見をもらいました。
ただ実現可能かについては「わからない」という回答しかもらえなかったので、この分野の専門家に聞く必要があることがわかりました。
引きこもりイラストレーターが交流会で得たもの
この交流会に参加して得たものはたくさんあります。
人との繋がり・営業のヒント・エネルギー・アイデア……うまい棒
なにげに今回お知り合いになったクリエイターさんがSNSでフォローしてくれり、お友達になってくださったのが嬉しい…!
イラスト制作も1件依頼いただいてお仕事にもつなげることができたので、ほんと家から出てきてよかったな(重度の引きこもり)と思います。
でもダントツで1番たっっっくさん得たもの、それは「名刺」です。
直接お話していただいた名刺は10枚ぐらいなんですが、会場のペーパー置き場に置いてあった名刺をほとんど貰ってきました!
数えてみたら全部で73枚!
さすがデザイナーやイラストレーターが作った名刺です。
どれもデザインセンスや画力をアピールするための凝ったデザインになっています。
普通のビジネスマンの名刺と違って、小さなポートフォリオといった感じですね。
名前だけではピンと来なくても、名刺を見ると顔や会話の内容を思い出しやすいです。
一番最初の章に、低難易度&重要なミッションとして「名刺をたくさんもらう」と書いていましたがその理由は、一つは沢山の人と名刺交換をして連絡先をゲットするということ、もう一つの理由はクリエイターが制作したいろんなデザインの名刺を見たかったからです。
実は名刺にすごく興味を持っています。
名刺って嵩張らず、受け取り拒否されることも少なく、イベント会場、営業先、出張先、パーティ、同窓会、BARなど、どこでも初対面の人に気軽に渡せるツールだと思うんですよね。
歴史は明治時代からで古いですが、現代でもまだまだ通用するポテンシャルを秘めています。
社名、肩書、電話番号、メールアドレス、住所などはもちろん、クリエイターの方はほとんどそうしていますが、SNSのアカウント名やQRコードを載せることで、自分のアカウントへ誘導をすることができます。
いずれ名刺についても詳しいブログを書きたいです。
まとめ
締まりのないレポートになりましたが、クリエイター200人祭り、大満足のイベントでした!!
自分ひとりで考えていても答えの出ない問題も、人と交流して刺激を受け、別の考えに触れ、学び取る機会を作ることで超えていけるかもしれないと実感しました。
運営のみなさん、会場で相談に乗ってくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました☆
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こんな感じでビギナー感バリバリの2017年クリエイター祭り初参加の1年後。
2018年、なんと私はクリエイター祭りで登壇することになりました!
まったく人生何が起こるかわからないものですね…。\(^o^)/
2018年クリエイター祭り登壇までの歩み、当日の様子の記事はこちら!!
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